私にとっては司馬遼太郎さんより葉室麟さん。
どんなときに出会った本か
10年ほど前、会社の人に勧められて知った葉室麟さん。最近作品読んでないな、と思って書籍検索していると、なんと2017年12月に亡くなられていたことを知った。
葉室さんの書く主人公は歴史の中心にいるような人たちの「周辺」の人が多くて、読んでいてとても面白い。歴史は数人でつくられているわけじゃないことを改めて考える機会になる。
正直、ニュースにも毎日触れているはずなのに、なぜ私は3年以上も気が付かなかったの??と悲しいを通り越してちょっとパニックになっていたとき、亡くなった後に発刊されたという随筆集に出会った。
その本は?
『河のほとりで』
葉室麟著 文春文庫
重さ:122g(カバー含まず)
読んで気づいたこと、知ったこと、思ったこと
私が作品を読んで感じていた葉室さん像は、わりと合っていたのではないかと思った3つ。
1)「美しくない」歴史に寄り添う
2)「敗者の歴史」
3)「つくしの卵とじ」
この随筆集をよんで一番素敵だと思ったのは言葉の選び方、文章を仕事にしている方にとっては当然のことなのかもしれないが、見慣れない言葉の辞書を引くと、こういう状態を一言で表す言葉があるのか・・・とため息がでる。
そして自分の語彙力にもため息・・・。
読んで行動してみようと思ったこと
1)まだ読んでない作品を読もう。
2)過去に読んだ作品を読み返そう。
3)葉室さんが紹介してくれた他の作家の歴史小説も読んでみよう。
そして葉室さんと同じように、というのは大変おこがましいが、遅すぎるとおもうことでも、できるかどうかわからなくても、一歩踏み出したいと思った。